モンゴルカレッジ2010 講演会プログラム
「モンゴルに吹いた風、そしてこれから」
講演開催場所:練馬区立光が丘図書館内 2F視聴覚室
*1日目(5月2日)開場12:40
1.13:00~14:15
レンツェンドー・ジグジッド(Rentsendoo JIGJID):「最新モンゴル事情とモ日関係」
駐日モンゴル国特命全権大使
1980年モンゴル国立大学卒業後、1981-85年信州大学繊維学部、ニュージランド、ヴィクトリア大学を経て、外務省アジア・アフリカ地局参事官を歴任後、2004年駐日モンゴル大使館公使、2005年より臨時代理大使を務め、2006年11月より現職
2.14:15~15:30
岩田伸人:「環境保全型”日本・モンコ゛ルFTA”の可能性」
青山学院大学経営学部教授 WTO研究センター所長
モンゴルはWTO加盟153カ国の中でも、FTA(自由貿易協定)を締結していない唯一の国です。昨年、両国政府は2012年を目標にFTAを締結するための作業に入りました。日モ自由貿易協定(FTA・EPA)が締結されると、モンゴルの首都集中度は加速化し、広大な国土は人がいない荒地になるのでしょうか?世界中に少なくとも300は締結されているといわれるFTAの中で、日・モFTAは「環境保全型」であることが望ましいと思います。
編著書に『WTOと予防原則』、『日本の新通商戦略』、『モンゴルの光と風』など。
3.15:30~16:45
上村 明 :「モンゴルの遊牧-なぜ移動するのか?」
東京外国語大学外国語学部研究員
今でも牧畜はモンゴルの経済に重要な位置を占めています。また、鉱山などとちがい持続可能な産業です。しかし、安易な市場経済化や地球温暖化の影響で近年はさまざまな問題が生まれてきています。ここではすくない資源をいかに効率的につかうかという観点から、モンゴルの牧畜の資源利用とくに牧地利用について考えてみたいとおもいます。
最近の論文に「モンゴル国の牧畜における移動の頻度・距離と牧畜民世帯の特性」『人間活動下の生態系ネットワークの崩壊と再生』(総合地球環境学研究所2009年)、「21世紀モンゴル国における牧畜-国際援助におけるProperty-rights Approach批判-」『日本とモンゴル』43(1)15-30(2008年)など。
*2日目(5月3日)
4.11:20~12:00
宮木いっぺい:「本当に役立つ国際協力って何だろう?」
GNCJapan代表 法政大学大学院 准教授
本当に役立つ国際協力って何だろう。それを考える研究会のメンバーが、エコ教育と森林再生を軸として実際にアクションを起こすために95年にGNC Japanを設立しました。毎年モンゴルで、エコ教室と森林再生を中心とした活動を続けています。具体的なGNCの活動をご紹介いたします。
慶應義塾大学大学院博士課程を経て、現職。専攻は、企業論、非営利組織論、公共経営論。大学では、講義・研究だけでなく、産官学連携の地域づくりプロジェクトに携わる。著書 『いちから見直す公共的事業』 (ぎょうせい、2007年)
5.13:00~14:15
辻村真貴:「モンゴルの水循環と水資源」
筑波大学大学院生命環境科学研究科 持続環境学専攻 准教授
モンゴル東部のヘルレン川流域や、ウランバートル市内を流れるトゥーラ川流域を対象に、地下水を中心とした水循環プロセスの研究を行ってきた経験に基づき、モンゴルの水蒸気、河川水、地下水の起源や、ウランバートル市内の地下水資源の質や量について、解説します。
専門は、水文学、水循環学。同位体や溶存ガス等を用いて、地下水、湧水、河川水等の起源や年代を研究。2008~2009年内閣府政策統括官(科学技術政策・イノベーション担当)付政策調査員を併任し、理数教育や科学技術啓発の政策に関する調査研究を行った。著書に、「水文地形学」(古今書院)、「草原の科学への招待」(筑波大学出版会)など
6.14:15~15:30
アジヤバト・アマルバヤル:モンゴル国における再生可能エネルギーの現状と将来展望 ~太陽光発電を中心に
産業総合技術研究所 太陽光発電研究センター評価・システムチーム特別研究員
モンゴル国で活用可能な再生可能エネルギー資源の量や質、現在までの活用について政策とその実施状況、成功と課題、そして将来の可能性について太陽光発電を中心に解説します。
モンゴル国立大学自然科学科(物理専攻)中退し日本に留学、2001年東京農工大学工学部電子情報工学科経て同大学大学院 工学研究科(現:工学府)電子情報工学専攻、2006年工学博士の学位取得:「乾燥地・半乾燥地における太陽光発電システムに関する研究 -モンゴル国のケース-」、2007年より現職、研究内容:太陽光発電システム等に係る設計支援ツール開発,発電量評価技術の研究開発
(御注意)開催場所である練馬区立光が丘図書館は、本モンゴルカレッジと何ら関係がありませんので、図書館に一切の問い合わせはしないでください。
担当:ムンフゾル、バイガルマー、出口英昭